
老いていくほどに愛しいのです
たぶん、今は私が関心を持っているからだというのもありそうですが……。
ネット上でも、シニア鳥のお世話の様子を見かけることが多くなりました。
だんだん動かなくなっていく愛鳥の体や内臓と、うまくつきあっているのを見ると、とても励まされます。
まだシニア鳥をお世話していない人から見ると、
「ヨボヨボでかわいそう」
に見えるのかもしれませんが、私にはひときわ可愛らしく見えるのです(笑)
我が家の、老衰で亡くなった子たちと似ているところを見つけてしまうからかもしれませんね。
私だけかもしれませんが、飼い主としては若いころと同じように見えているのですよ。
トップ画像は、亡くなるつい一ヶ月前ほどの先々代文鳥。
目力がちゃんとあるし、どこがお年寄り?と、まじめに思っていました。
今は1歳のネルが我が家にいるので、羽がボサボサでアイリングも薄いことがすぐ分かるのですけどね。
彼女が亡くなった後に、お気に入りの写真を集めてパソコンのスクリーンセーバーを作りました。
そこで若いころの写真と、亡くなるすぐ前の写真がランダムに出てくるのを見て……。
初めて「老いていたんだなあ」ということが分かって、ショックをうけたのでした(笑)
人間もおなじかも知れませんが、毎日少しずつ変わっていくものなので、飼い主には気づきにくいのかもしれないです。
後は、表情でしょうか。
シニア鳥の目や仕草は深いなあと思うことが、よくあります。
先々代とは、目を合わせると、こちらの考えていることがぜんぶ伝わっているような気がしたものですが……。
ネットで見かけるシニア鳥たちの画像を見ると、それを思い出すことが多いです。
外見とはうらはらに、表情や仕草からにじみ出てくる神々しさみたいなものを感じます。
彼らの飼い主も同じように感じているのではないでしょうか。
その点で言うと、外見は立派だけれど、ネルはまだまだだなあ(笑)
(同じ1歳でも、もっと思慮深い文鳥もたくさんいるとは思います)
ネルの目はまだまだ、「ボクはこうしたいのだ」と自分のことばかり(笑)
(現在、換羽である意味ボサボサです)