
幸せなお口パカー文鳥
東京は、春の陽気が続いています。
膝の上で、ネルをおにぎりしたままネットサーフィンしていると「カチ……カチ……」という音が聞こえました。
とても小さい音です。
何だろうと探してみると……。
ネルのクチバシでした。
船をこいでいるネルのクチバシが開いていて、ときどき我に返ったように閉じるときの音だったのでした(笑)
我が家の文鳥たちは代々、気持ちよくお昼寝しているときも、口を開けます。
昔、実家ではじめて見たときは、「開口呼吸だー」と焦りました。
でも、まったく苦しそうではないし、息づかいも静かなので、だんだん(体調不良ではないと)分かるようになりました。
お口は勝手に開いてしまうようです。
ときどき「ハッ!」として姿勢をただすあたりは、口を開けて居眠りしていた人間にそっくりです(笑)
まぬけなのですが、とてもかわいい。
飼い主にとってはご褒美タイムですね。
手の中にいるので、それなりに暑いのだと思います。
しかし気持ちよくもあるので、離れるに離れられないというところでしょうか。
もう少し気温が上がってくると、暑すぎて手から逃げ出してしまうので、この時期(と秋の終わり?)だけ見られるご褒美かな?
キンカチョウのモノたんも、昼寝でお口を開けることがあります。
ただ、モノたんはふだんカキカキしてあげるだけですぐ開けちゃうので、レア度は文鳥にくらべて低いです(笑)
元手乗りくずれだからか、ネルはすぐ気配に気づいて口を閉じるため、お口パカーは今のところ撮れる気がしません……。
小鳥の飼育書にはだいたい、開口呼吸は不調のサインとだけ書いてあると思います。
なので知らない人は、昔の私のように焦ってしまうのでは?
「幸せなお口パカー」について、書いてあるのは見たことがないです。
飼育書を数冊読んだ限りですが、同じような書き方が多い気がしてしまいます。
ページ数に限りがあるからかな?
あるいはクレームを考えて、敢えて書くのは止めているのでしょうか。
「何かあったら病院へ」は間違っていないですし、クレームが来ない書き方だけど……。
特に小鳥は専門病院も少なくて、連れて行けず、飼い主が自分で判断しなくてはいけないケースのほうが多いのではと思います。
こんな場合もあるのだよと、なるべく、飼い主の判断材料を増やす記述こそ残して欲しいなあ。
(それを読んでも判断が付かなかったら、病院へ行くでもいいと思うのです。)
「苦しそうじゃない」というのも抽象的なので、私が「幸せなお口パカー」しているなと判断するポイントを文字にするとしたら……。
・呼吸が荒くない(ヒーヒー音、プチプチ音がしない)
・お昼寝のときだけ(体調不良だと、お昼寝以外も気がつくと開けています……)
・熱中症になるかもしれない場所にいない
・食欲や体重が落ちてない
かなあ?
(いつもはざっくり判断してしまうのですが、テキストにしてみると、自分にとっても整理されて良いですね)