モノたんと不思議なお別れ

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トップ画像は飼い主お気に入りの2ショット。

穏やかな表情が2羽の関係をよく表現しているなあと。

 

少し遅れてのご報告になりますが、モノたんは3月18日、旅立ちました。

 

これを書いている今は、お葬式も済ませて、お骨が我が家に戻ってきたところです。

あっという間の数日でした。

 

高齢だったこと、老化による肉体的な衰えの他は病気を持たなかったこと、何度か体調を崩すなかで飼い主も心の準備を少しずつ整えられたことから、モノたんについてはほとんど心残りがありません。

 

ただ、旅立ちの際にすごく不思議なできごとがありました。

先代文鳥を見送ったときもそういう体験をしたのですが、良かったら聞いて下さい。

 

 

 

18日当日も、モノたんはいつもどおり夕飯の流動食をたくさん食べました。

自分から口を開けて綿棒を噛みまくっていました(笑)

 

 

当日の午後に撮ったモノたん。

これが最後のショットになってしまいました。

 

ポーズ的にまずそうに見えますが、とてもリラックスしてお昼寝しているところです。

あまりに気持ちよさそうだったので撮ってしまいました。

 

実はこの数日前、また体重が減りかけて嘔吐する仕草は見せたのですが、吐くことは無く、体重も先々週のような減り方はしなかったのです。

翌日から流動食を1日3回に増やして、体重と元気が戻りかけていた矢先でした。

 

体重もまずまずだったので、しばらく抱っこして綿棒でカキカキした後にケージへ。

 

モノたんは寝る前にツボ巣に戻るんですが、就寝時間の19:00頃に覗きに行ったら、まだツボ巣の外にいました。

最近いることが多いヒーターの真下でうたた寝しているようでした。

 

時間的にいつもとは違う場所にいるので注意して見ましたが、毛は逆立っていないし、首は伸びていて、呼吸も安定しているので、

今日はそこで寝るのかな?とそのままにしました。

 

20:00頃にも覗いたんですが、同じ場所にいます。状態も変わっていないようです。

諦めてお休みカバーでケージを覆いました。

 

ネルはモノたんよりいつも早く、18:00には寝かせます。

我が家に来たとき、夕方から暴れ回るクセがなかなか抜けなくて、早めにケージを暗くすることにしたためです。

 

21:15頃、ネルがケージの中で暴れ始めました。

 

ネルは(我が家の文鳥は)寝ているときに何かにビックリして暴れることがたまにあります。

ネルの場合は、我が家に来てこれが2回目だったと思います。

理由は不明ですが、どの子もしばらくケージから出して抱っこしていればおちつくので、今回もそうしようとネルを出しました。

 

ついでに、と思ってモノたんのカバーも開けると、さっきと同じ姿勢で同じ場所にいます。

 

ここで初めておかしいと思いました。

ネルがここまで暴れて音を立てれば、普通は起きてこちらへ寄ってくるはず。

 

嫌がるネルをケージに戻して(ごめん)、モノたんのケージに手を入れて触ってみました。

やっぱり呼吸はしているんですが、首を上げようとしません。

 

出そうとしても、真上のヒーターが邪魔でした。

ケージに引っかけてあるだけなので取り外せばいいんですが、繋がっているコードにたるみを持たせてないので、ヒーターを持ち上げられません。

なのでケージごとラックから降ろして、お掃除の時のように上の金網パーツごと取り外しました。

 

モノたんに触れて抱き上げようとしたときに、

「チッ」

と小さく鳴きました。

この時に旅だったのだと思います。

手の中でモノたんの体から力が抜けているのが分かりました。

 

なぜネルには分かったんでしょうね?

 

偶然にしてはタイミングが良すぎませんか?

(ネルはこの時、まだ暴れていて文鳥キックをしまくっていました)

 

モノたんがひっくり返ったのを察知した時も、昼間でしたが大声で鳴いて知らせてきたことがあります。

それはでも、普通じゃない羽音を聞いたからかなあと思っていました。

 

 

今回は、モノたんは静かに動きもせずにいたんですよね。

 

おかげで私はモノたんを看取ることが出来ました。

飼い主としては、ネルは霊感が強い子なのだと今は思っています。

 

モノたん自身の死因は、老衰としか考えられません。

心臓発作での突然死というには、苦しがってもいませんでしたし……。

 

旅立ちの数時間前まで、(飛べないことと止まり木を使えないこと以外は)好きなように動いて、おなかいっぱい食べて、眠るように旅立てて、飼い主の私にもちゃんと看取ってもらえて……これ以上贅沢な旅立ちは、私には想像できません。

 

だから心残りはほとんどありません。

数日前に体調を崩していたこともあって、抱っこ&カキカキもいつもより多めにやってあげられていましたし。

 

最近は暖かい日が続いたので、仕事も窓際のケージがよく見える場所でやっていました。

横を向くと目が合うので、当日夕方までモノたんもケージ際に駆け寄ってきていたんですよね。

(出してくれるの?な期待で)

 

人間側の都合も言えば、この日はリモートワークの家人も珍しくミーティングで出社だったんです。

おかげで私も遠慮せず泣いて別れを惜しむことが出来ましたよ。

どこまでタイミングを見てくれていたのか、モノたん(笑)

 

 

 

お葬式が済んで、これから給餌補助関連の片付け、保温設備やケージの片付けもしなくてはいけません。

ぼちぼちやろうと思っていますが……。

 

モノたんのケージは、そう言えばネルのお気に入りでした。

 

いつものように放鳥したら、ネルはやっぱりそこで遊んでいます。

もうお休みカバーの内側へ潜り込んでも問題ないので、これまで洗濯ばさみなどでガードしていたのをやめました。

しばらくしたら片付けようと思っていたけれど、ネルが気に入っているならケージはこのままでもいいのかななんて考えています。

 

 

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