
シニアキンカのバリアフリー③
前回の記事で触れた、モノたんのケージが介護に向いていないと思った点について、書いておくことにします。
特定のケージについて書くことになってしまいますが……そもそも、介護のことが考えられたケージというものが、国内に存在していないように思います。
(ので、そのケージだけにもの申したいわけではないです)
なので、結論も出ていない記事です……。
今はペットとして長生きする小鳥も増えてきたそうです。
また、そうでなくても、ケガや病気で一時的に弱ってしまう小鳥もいます。
別のケージやプラケースに、すぐに移す?
よく書かれているけれど、ただでさえ弱っている子に、さらに環境変化のストレスをかけていることになっていないかな……?
そう思ってしまいます。
できたら、小鳥自身が慣れ親しんだケージで最初から最後まで過ごさせてやりたいのです。
それが、今の悩みの前提になっています。
・止まり木、餌入れの高さが微調整できるケージ
・床の底上げも簡単に、段階を選べるケージ ・保温用に被せられるアクリルケース(もしくは透明シート)オプションパーツ ・同じく保温/クッション性能のある底マット(フン切り網みたいな)オプションパーツ ・別のケージをそれまで使っていた子が慣れやすいように、底面のカラーバリエーション |
などなど……。
他の症状がモノたんに出てきたら、もっと出てきそうですが……。
こんなバリアフリーケージがあったら、とりあえず現状は全部解決するのにと思います。
今はこれらを全部、飼い主がやらないといけない状況。
DIYにほぼ縁の無い私のような人には、けっこうしんどいです。
前置きと願いごとが、長くなってしまいました。
モノたんのケージでの困りごとですが、これまで(今)はHOEIの「ハートフル手乗り」を使っていました。
※2023年時点でもう廃番になっているようですので、小型手乗りケージへのリンクを貼っておきますね。
このケージの金網の底部分は、なぜか内側に曲がっています。
これがやっかいなのです。
HOEIの、いろいろなケージの組み立て説明書を一通り読んでみましたが、このつくりはごく一部のケージだけのようでした。

ケージの底上げが、この折り返しの部分だけできません。
折り返しより高く床を設定したいなら、この折り返しの「上」に底上げ材を置かなくてはいけないのです。
そうすると……掃除のたびに、
「ケージを開けて、上に置いた底上げ材を取るか真ん中に集めて、金網を取って、下に置いた底上げ材を取って」
という、長ーい下準備?の段取りが必要になります。
床材も上下二つ必要になります。
実際に看護でやりましたが、かなり手間を取られました。

一方、ネルのケージ(というか、ほとんどのケージ)は、折り返しがないので、少なくとも、何も考えずに一気に底上げができます。
掃除のときも、これまでどおり金網の噛み合わせ部分を外して、持ち上げるだけです。

この余計な折り返しのせいで、お揃いのケージを使っていた先代文鳥の看護のときには、掃除や敷紙交換がたいへんでした。
このケージを最後まで使うなら、早々に床のプラスチック部分は取り払って、敷紙の上に金網だけ乗せるのがよいのでしょう。
でも、私はそうできませんでした。
そうすると今度は、床ごと持ち運びができなくなるからです。
私はですが……最近の自然災害のニュースを見ていると、万が一の急な避難のことなども考えてしまいます。
海外に行くこともある仕事なので、預けざるを得ないことも、あるかもしれません。
ケージごと持ち運びはしたい!
のであれば、結局、別の硬いプレートなどを加工するなどして、新しく底を作るしかありません。
ネルについては、別のケージを買うことで、少なくとも底上げの面倒さは回避しました。
でも、それ以外のバリアフリーについては、いずれ考えなくてはいけません。
モノたんについてはここまできてしまったので……今、悩んでいます。
今のうちに別のケージを買うか、DIYしながら最後まで今のケージで行くか……。
買うのなら、早く買って慣れてもらわなければ。
いずれ、でも早めに決めなければなりません。
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