
この先の老いじたくを考える
この間、ホテルからうちの小鳥たちを戻すときに、タクシーを使いました。
小鳥の病院から出てきてタクシーを拾ったので、「(カバーの下は)小鳥ですか?」みたいな会話からはじまって、ドライバーのおじさんと話していました。
おじさんの家でも、奥様が動物好きだということで、これまで犬や猫を老衰で看取るまで面倒を見られたそうです。
「昔は、ペットはこんなに長生きしませんでしたよね」
みたいな話になって、私もいい年なので、思わずうなずいてしまいました。
今は動物病院もたくさんあって、長生きする犬や猫も増えているみたいです。
お世話のメインは奥様がされているようなので、おじさんは側で見ているだけと言っていましたが……。
話を聞くだけで、奥様がきめ細かいケアをされているのが分かりました。
「それでも最期は、犬や猫が自分で決めるみたいですね」
と言われて、モノたんを連れている私は内心、はっとしてしまいました。
おじさんの家ではどんな世話もしますが、犬や猫が自分でごはんを食べなくなったらそれは彼ら自身の意思と見なして、もう無理強いはしないそうです。
今は病院もたくさんあって、連れて行けば延命ができる可能性も高いですが。
私も、そんなときが来たらとよく考えます。
でも、答えはおじさんの家と似ているかなあ。
シニアなモノたんに対しては、もう強制給餌はしないと決めています。
他にもいろいろな治療や処置があると思いますが、「余生をたのしく過ごして欲しい」を一番にしました。
それがかなうかどうかで判断するつもりです。
プラケースに入れられるのも、モノたんが嫌がったら、やめます。
その代わり、アクリルケースにそのまま入れられる、小さいケージをそろそろ用意しようかなあ、と思っています。
似たケージなら、モノたんも楽しく過ごしてくれるかなと。
先々代の文鳥のケージの防寒用に使っていた、オーダー品のアクリルケースがあるのを、年末の大掃除のときに見つけまして(汗)
忘れていただけで、先代文鳥やモノたんがヒナのときにも、プラケース代わりに使っていたのでした……。
写真も残っていました(笑)
でかい(笑)
もう10年以上前に作ったと思います。
当時は小鳥用のアクリルケースなんてなかったです……。
なので、アクリル作品工房?みたいなところにサイズと厚みと空気穴の位置を指定して、特注しなければなりませんでした。
そのせいか、制作費も送料もすごく高かったので捨てられずに、物入れとして今は使っています(汗)
あ、いつの間にかアクリルケース話になってしまいました。
おじさんと話をしていて思ったのは、(昔と比べたら)いろいろな治療法や薬ができたけれども、どこまでそれを利用するかは、やはり飼い主しだいなんだなあ……ということ。
昔は動物病院もほとんどなくて、犬も小鳥も、ただ見送るしかなかったと言えばそうですが……。
その頃の彼らが、今より不幸だったか?と聞かれたら、はい、とも私には言えません。
たぶん私は、治療や延命と、彼ら自身の幸せとを切り離して考える飼い主なのでしょうね。
冷たいのかな(汗)
が、これまで我が家の小鳥たちを見送ってきて、今はそう考えています。

おじさんは「昔の犬って、デブはいなかったでしょう? 今はどこの子もすぐ肥満になるから餌の管理が大変です。肥満が原因でかかる病気がたくさんあって」とも言っていました。
これも後々、考えさせられる話でした。
薬や治療の話ではなくて、生活習慣といいますか、飼育法の話ですね……。
小鳥の飼育法についても、勉強するにつれていろいろ思うことは出てきているですが、これはまた機会を改めて。
とりあえず、おじさんの話はよく分かりました(笑)
私の実家が田舎だったのもありますが、数十年前は、川の土手や山で犬を放して走り回らせても、苦情なんてこなかったですから(笑)
当時は肥満のせいでなる病気の治療薬なんて、なかったかもしれません。
でも……昔は、そんなものがなくてもいい環境で育っていたとも言えるのではないかなあ?
なんて、考えています。
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