
手乗りくずれ文鳥、お迎え10日目の怪談
ケージの中だけど……。
すごく噛まれてますけど……。
やっとネルに手に乗ってもらえました!
うれしいです。
でも、ここまでのネルとのやり取りで、怖いとまで思ってしまっていることがあります。
「鳥は人の心を読む」 |
鳥を飼っている人には、思い当たることも多いと思います。
分かりやすい例だと、ケージに入れられたくなくて、鳥が逃げるときでしょうか。
なぜか同じように近づいても、「捕まえてやろう」と思っているときとそうでないとき、鳥の反応は違うのですよね。
重い話ですが、鳥が亡くなるときも。
鳥たちは、なぜか飼い主の肉体的・精神的にいちばん負担をかけないタイミングを選んでいるそうです。
飼い主の家庭や仕事の事情なんて、知れるわけがないのに……。
よく聞く話ですし、私も体験しています。
ほんとうに不思議で、切ないです。
それでも、長く飼われている手乗りなら……そんなこともあるのかも、とも思います。
でも、ネルは手乗りくずれだし、お迎えしてまだ10日しか経っていないのです。
体験したのは、数日前までやっていた、餌を手に乗せて呼び寄せる方法を試しているときです。
ひたすら呼んでネルが来るのを待つのですが、全然リアクションがないので、私は疲れてきていました。
なので、つい「今日はもういいかな……?」と思ってしまったのです。
ほんとうに、その考えがよぎっただけで、視線や体は一切動かしていません。

なのに、そういうタイミングでだけ、ネルはさっと飛んできたのです。
なぜ分かったのでしょう……?
2日連続でそうだったので、とても偶然とは割り切れません。
ネルには悪いのですが、ちょっと背筋が寒くなってしまいました(笑)
小鳥の飼育書に、よく「接するときはいつも同じようにしましょう。でないと、鳥にも(人間の気持ちが)伝わってしまいます」と書かれています。
でも、ここまで伝わってしまうなら、人間の「同じように振るまう」なんて、はじめから鳥たちには無意味なのかもしれません。
分かっているつもりでしたが、ここまで実感したのは、初めてです。
想像なのですが、ネルはたぶん、私が認識しない(できない)レベルの小さな動作や表情の変化を、読み取っているのかも。
まだ日が浅いからこそ、新しい場所(や私)に慣れようとして、必死でアンテナを張っているのかも。
そう思うと、申し訳ない気持ちにもなります。

でも、飼い主が手乗りになって欲しいと思っている割には、言うことを聞いてくれてないような……?
「鳥は人の気持ちは分かっているけれども、それに従うかどうかは鳥次第」なのだとか。
これもどこかで読んだものなのですが……そんなものでしょうか。
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