
手乗りくずれ文鳥、お迎え6日目-アウェイよりホームで仲良く-
ケージの中では、のびのび過ごすようになったネル。
しかし、そのせいなのか外出(ケージの外に出る)には、ますます興味がなくなったように見えます。
呼ぶと首は伸ばすのですが、入り口を開けても出てこなくなりました。
おとといまで、餌でおびき寄せる作戦だったのですが……。
これはネルがケージから出てこないことには実行できませんし……。
出てきたとしても、食べに来てくれないし……。
なのに、ケージのある部屋に入ると、ネルは餌入れまで前のめりで飛び降りてくるようになりました。
なのに出てこないのです。
これはいったい、どうしろと?

行き詰まってしまって、荒鳥や手乗りくずれの子を馴らす方法を、いろいろと検索しなおしてみました。
すると、まずはケージ内で手に乗せてみてから外!
という流れの人が多かったのです。
私がこれまでやっていたのは逆でした。
ネルをお迎えする前に、ひととおり調べたはずなんですが……。
これまで、ケージは文鳥の聖域だと思っていたので、むやみに手は入れないようにしてきました。
そこで勘違いしてしまったのかもしれません。
たしかに、ネルもケージの中では落ち着いています。
安全だと思っているエリアで手に乗せる方が、かんたんなのかも?
そこで試しに、ネルの好物・小松菜をつまんでケージの中へ、指の付け根くらいまで入れてみました。
すると……。
ネルはあっさり寄ってきたのです!
そこから1分くらいは迷っていたと思いますが、すんなりと小松菜をちぎり始めました。
しかも、逃げることもなく食べつづけています。
おお!
ケージの外でとは大違いの態度。
それに、あっという間に指近くまで小松菜をかじってしまってからは、さりげなく私の指もつついてきたのです。
「ケージの中で」と言われているのはこういうことだったんですね。
アウェイよりホームの方が落ち着きますもんね。
この数日、思っていたよりもぜんぜん手乗り化が進まないことに、私は少し落ち込んでいました。
やり方が悪かったんですね……。
今日の展開の早さよ……。
目からうろこが落ちました。
数日ぶりのことなのに、ネルにタッチされたのは、ずいぶん久しぶりな気がします。
うれしい。
ネルはたくさん食べてくれました。
ネルにさりげなく指をつつかれたとき、「あ、文鳥にはこういうところがあるなあ」と懐かしく思い出しました。
文鳥は「気がつかなかったよ、たまたまだよ。」という体でいろんなことをしてきませんか。
それが文鳥の魅力なのですが。思わず笑ってしまいました。

また、これまでお迎えした文鳥の中で、ネルは間違いなくいちばん青菜に目がない子です。
4歳頃からよく食べるようになった子はいましたが、ネルはまだ生まれて1年未満なのに、青菜を見ると目の色が変わるのです。
こんな子は初めてです。
面白くなって、これまでに豆苗、チンゲンサイ、小松菜、アルファルファとあげてみましたが、どれもパクパク食べます。
豆苗がいちばん好きみたいですが。
とりあえず、仲良くなるためのおやつは、今後も青菜にしておけば間違いなさそう!
これでまた前へ進めそうです。
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