
自宅看護5日目
この日、給餌のためにケージから出したモノたんは紙のような軽さでした。
測らなくても、昨日より状況が悪くなっている(軽くなっている)ことが分かりました……。
体重は8.5gまで下がっていました。
下がるペースも早くなっています。
もうほとんど、自力では食べていないのだな……と思いました。
給餌をするときと、たまに自分でごはんをつつくとき以外、モノたんは背眠するようになりました。
抱っこしていても、私の動きに合わせて踏ん張っていられなくて手の中でヨロヨロ。
……もう見ていられなくて、病院に電話しようと思いました。
給餌回数を増やせばいいとか、もうそんな段階ではないのでしょう。
モノたんの看護を始めてからずっと考えていたことがありました。
自宅看護で体重が戻らなかったらどうするか?
そのときは今みたいに病院へ連絡して……。
「強制給餌」するか、そのために「入院」するか。
その話が出るんだろうなと想像していました。
私は以前、モノたんの老いじたくを見守る方針をこのように書いています。
モノたんは高齢です。
これに従うなら、私は電話しないほうがいいことになります。
少しだけ悩みましたが、でも、私は電話しました……。
今のところ、モノたんには、ごはんを食べられないこと以外に悪いところはありません。
他の病気のせいで弱ってきているのなら、これまでとそれからの治療の苦しさ・長さも考えたと思いますが、モノたんにはそれがない。
ごはんが食べられないだけで弱っていくモノたんを、ただ側で見ているだけというのは、私が耐えられませんでした(涙)
モノたんはどうしたいのかな?
これも考えていました。
モノたんは食べられはしませんが、今でもエサ入れの側で過ごしているし、ときどきじっと覗き込んでいます。
力ないですが、つつくこともあります。
きっとまだ食べたい(=生きたい)のだろうと感じました。
他に悪いところはないというのも、モノたんの気持ちも、すべて獣医と飼い主の想像でしかないのですけれど……。
もし強制給餌を提案されたら、通いで1日だけやってもらおう。
入院はさせないでおこう。
そう自分の中で決めてから、電話をかけました。
診察時間中で担当医は忙しいので、折り返しの電話をくれることになりました。
半年闘った先代の闘病期間に比べたら、たった5日目なのに……。
モノたんは同じくらい(給餌も効かないくらい)悪くなってしまいました。
ごはんを食べられないと言うことは、それだけきついことなのだね。
電話を待ちながら、仕事をしたりモノたんの様子を見たりしていたのですが、涙が止まりませんでした。
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