
手乗りくずれ文鳥、お迎え16日目-手乗り化への道、ふたたび-
健康診断やケージ移動などで、ネルの放鳥は数日ぶりとなってしまいました。
それに、健康診断の際のキャリー移動で、飼い主への信頼度も下がっており……。
それ以降は、軽く避けられているような雰囲気でした(涙)
もっとも、今のネルは、新しい部屋に慣れるのに忙しいのかもしれません。
本気噛みは、気がつくとほとんどなくなっていました。

これまでは、リビングとは別室にいたので、ネルには交換後の餌入れしか見えていませんでした。
でも今は、入れ替え作業もネルのケージの位置からは丸見えです。
シャカシャカ……と私がスプーンでシードをすくう音を、ネルはすぐに覚えてしまいました。
この音がし始めると、興奮して、「はやく!ちょうだい!」と言いたげに止まり木の上をうろうろします(笑)
先住鳥との関係を調べてから、モノたんの餌交換から時間をおこうと考えていたのですが、かわいそうですぐにネルにもあげてしまいました。
モノたんには今、シード、ペレット、シードをミルで挽いたものをそれぞれ別容器で順番に用意しています。
消化を考えてのことなのですが、用意には結構時間がかかります。
だから、ネルの餌交換にかかる頃、モノたんはとっくに餌を食べ始めてしまっているわけで……。
ネルにしてみれば、今でも十分、お預けをくっている状態かもしれません。
リビングに慣れたかは、まだまだ怪しいところなのですが、モノたんの放鳥を見て大騒ぎしたため、ネルも出してあげることにしました。
そうしたら、前回書いたとおり、モノたんのケージまで飛んでいって、セミみたいに張り付いてしまいました。
このとき、慌てて引き離したのですが……。
思わず手乗りの子にやるように手を差し出してしまいました。
ネルの体のすぐ下に手のひらを添える感じです。

すると。
少し迷った後、ネルは手に降りてくれたのです。
今考えれば、知らない場所で、怖いけれどまあまあ見慣れたもの(手)があったので、つい飛び乗ってしまったのだと思います(笑)
あんなに避けていた手なのに、今は「ここしかない!」みたいな感じでしがみついていました。
もちろん、何も持っていない手にです。
なんだか、究極の選択をさせて何とか実現したような気もしますが……。
手乗り達成!
でしょうか。
うれしいのは確かですが、これまであんなに四苦八苦していたことを思うと、少し力が抜けてしまいました。
ネルにとっては、人間の手もバードバスと同じなんでしょうね。
手を見慣れてもらった時点で、敢えてケージを別の部屋(知らないものがいっぱいの場所)に持っていけばよかったのかも。
ある程度慣れたアイテムなら、見たこともないものよりは気を許してくれるはず。
そうすると、「ここしかない!」な感じでいやおうなく手に近寄ってくれる……という理屈が成り立ちます。
この日、ネルは他に行けるところがないので、
モノたんのケージに飛んで張り付く ↓ 私が手で迎えに行く ↓ こわごわ乗ってくれる ↓ また飛び立つ |
をループしていました。
まだ、びくびくと乗っている感はありますが、いやいや乗っているうちに、手の感触に慣れてくれたらと思います。

ところでネルは、「飛んでいってはいけない場所」を、2-3度注意しただけで覚えてしまいました。
例えばモノたんのケージに張り付くのは止めて欲しかったので、「だめだよ」「邪魔しないでね」などと喋りかけながら引き離します。
するとそのうち、ケージに張り付いたときは、すぐに移動場所を探してきょろきょろするようになりました。
もちろん移動先は、今のところ私の手のひらしかないのですが……。
一方で、モノたんのケージが入ったラックには自由に止まってもらって良かったので、ネルが偶然そこに着地したときは「偉いねー」などと褒めまくりました。
さらに数日が経つと、飛び立ってもだんだんケージに張り付く回数が減りまして。
たとえ張り付いても、私の手からすぐにラックへ飛び移るようになってくれました。
(今は私の手より、ラックの方がマシということ……)
これまでお迎えしたすべての子がこうだったかどうか、記憶は定かではありませんが……。
文鳥ってとても賢いんだなあ!
内心、こっそり感心しています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません