
シニアキンカのリベンジフライト
このところ、お散歩(放鳥)タイムはモノたんの専用タクシーになっていた私です。
と言っても、モノたんはそれぞれの場所でしばらく遊んで過ごします。
歩いて移動できる区間もあり、そこはモノたんが勝手に移動していきます。
なので、私は10分くらいごとにモノたんのところへ行って、様子を見ていました。
運んでほしそうにちらっとこちらを見てきたら、お手々タクシーの出動です。
まだ遊び足りないときは、見向きもしてくれないのでわかります(汗)
しばらくそうしてサポートしていたのですが、一週間ほど前のことでしょうか。
私がそばにいないときに移動したくなったらしく、呼び鳴きされました。
これまでは、モノたん自身が飛びたがらず、私が来るまで待っていたのですが、どういう風の吹き回しでしょう……?
そのとき、あいにく私は手が離せない作業中で、すぐには駆けつけられなかったのです。
しばらく返事だけして、時間稼ぎをしていたら……。
ババッと飛び立つ音がしたのでびっくりしました。
モノたんが飛んだのです!
でも移動はせず、そのまま元の場所に戻ってしまいました(涙)
モノたん自身も、思わず飛んでしまった自分に慌てたのか、焦ってキョロキョロしていました。
「まだ、飛べるんだ!」
と私はこっそり大喜び。
着地失敗から、しばらくは落ち込んでいた?ように見えたモノたん。
(下を向いているだけですが……)
なんとか浮くことができただけでしたが、モノたんの中にも「もしかしてまだ飛べるのかも」という自信が出てきたみたい。
この出来事が大きかったように思います。
それからは、私を待ちながらも飛び立つ姿勢をしてみたり、少しだけ羽ばたいたりするようになりました。
数日後に、呼び鳴きなしで、いきなり私のところまで飛んできてくれました。
距離にして、たった数メートルですが……。
えらいよー!
今回、体調不良が原因ではないモノたんの着地失敗を見てから、いろいろ考えていました。
前回の着地失敗がたまたまだったのかと言われると、たぶんそんなに都合のいい話ではないのだろうな……と今は思います。
こういうことを繰り返しながら、少しずつ飛距離が減っていくのだろうなと。
飛ばなくなると関節が固まってしまうということでしたが、無理に飛ばせるのは嫌だったので、私は何もしませんでした。
しかしその場で浮き上がるくらいでも、モノたんには自信になったみたい。
この自信をどうやって取り戻させてあげるかが、もしかしたらコツなのかもしれません。
今回は私がそばに行くのが遅れたので、モノたんは自分で飛んだのですよね。
モノたんにストレスを溜めさせないように、先回りしてサポートを!とばかり考えていましたが……。
時々は待ってみるのがいいのかな?
たぶんまた起こる出来事なので、そのときは今回の経験をいかしたいです。
ストレスにならないギリギリのラインがどこなのか見極めるのが、難しそうですが……(汗)