
里親サイトで小鳥を迎えて考えたこと②
いろいろ思うこともある、里親サイトでしたが、利用してよかったと思える点もありました。
何よりいいと思えたのは、目に見えるメリットではないですが、「困っている飼い主や鳥たちの役に立てた!」という気持ちでしょうか。
もともと、里親はボランティアと位置づけていて、それを主旨にしているサイトも多いです。
このメリットだけでじゅうぶんな気もします(笑)
付け加えるなら……。
お迎えするまでの生活環境や病歴も、時間をかけて聞くことができました。
もちろん、鳥のいきさつによっては分からないこともありますが……。
それでも事前に聞けたことは、その後のネルの管理にとても役立ちました。

例えば私は、食べているものや、写真で見て分かる体への質問、ネル自身や親兄弟の病歴などを聞きました。
健康状態は、真っ先に思い浮かぶと思いますが、実際にお迎えしてみると、聞き忘れたなあと思うことも、けっこうあるものです(汗)
今になって思うのは、
・就寝/起床/放鳥時間
(もとの生活のリズムが分からないせいで、どうして騒ぐのか分からないことがつづきました……)
・ケージの置き場所
(もちろん我が家に慣れてもらうしかないのですが、日中と夜間にどれくらいうるさいところ、明るいところにいたのか分かれば、少しずつ慣らすこともできたかも?)
・使っている食器やおもちゃ
(ケージ全体の写真を1枚もらっておけば良かったです。そうすれば、ネルになじみのある環境を最初から用意してあげられたかなと)
も、聞いておけば良かったなあと思います。
一方で、ペットショップでは、ほぼ目で見て得られる情報しかないように思います。
これまでお迎えした子たちを思い出してみても、生年月日やどこ産か?くらいでしょうか。
店員さんは、1羽ずつの様子にそこまで気は配れないですし、お店に来る前のことまでは、分からないでしょうし。
また、私は「ひとり餌になっている手乗りくずれの文鳥」を探していました。
少し変わった条件の場合は、ペットショップより里親サイトのほうが、探しやすいと思います。
ペットショップにいるのは、ヒナか、あるいは荒の成鳥がほとんどなので……。
ネルの飼い主としては、言いたくはないですが……。
手乗り崩れの子は、ペットショップではいわゆる「売れ残り」扱いだと思います。
人気が無いので、なるべく出ないように努力しているはずで、いる確率がかなり低いようでした。
と、言うのは、まだお迎えの決心がつかないけれど、文鳥が恋しくて仕方ないころ、近所にあるペットショップを何軒か探して、見に行ったことがあったのです(汗)
でも、手乗り崩れの文鳥は、1羽もいませんでした。
話は逸れますが、成鳥たちも、よくケアされている子たちばかりで……。
私が行ったところだけがそうだったのかもしれませんが、少なくとも都内のペットショップ事情は、少しずつ良くなってきているのでしょうか。
ケージにすし詰めではなく、きちんとペア分けされていて、幸せそうに見えました。
(とてもペアを引き裂く気持ちになれず、衝動的にお迎えしなくて済みました(笑))
あと少し、がんばってもらえるとしたら、健康診断かなあ。
これは里親サイトでも、事情は同じようでした。
私が見た限り、NPO団体の運営サイト以外で、健康診断済みとされている子は、まず見かけませんでした。
お迎えしたら、里親側で、健康診断してもらうことになります。
ネルもそうしました。
(私も含めて)これが当たり前になっているような気がします。
でも、もっと早い時期にされておけば、かからずに済んだ病気や、見つかる障害もたくさんあるのですよね。
一緒にされているだけで、うつってしまう病気もありますし。
手遅れにならずに済みますし。
通院の待合室で、「お迎えしてしばらくしたら、小鳥の具合が悪くなってここに……」という話を、何度も聞きました。
健康診断代は、お迎えに必要な経費ではないかなあ。
どこからお迎えするにせよ、対価とし、上乗せしてもらえば、喜んで支払うのに……。
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