モノたんの老いじたくを振り返る

モノたん,老いじたくキンカチョウ

トップ画像はお迎え一週間後のモノたんです。

 

このブログを始めたのは、手乗りくずれのネルをお迎えしたのがきっかけでした。

 

でもその前に先代文鳥を後悔の残る形で見送ってしまったため、

残されたモノたんとネルの様子を記録しておきたかったのも大きいです。

モノたんにとっては老いじたくの記録になりました。

 

三年間、記録できたことで、「この前調子を崩したときはどうだったかな?」とか、

「去年の今頃はどうだったかな?」ということを振り返ることができて、お世話の判断に生かすことができたと思っています。

 

2011年生まれで2021年に旅だった、病歴無し(足指欠損あり)のキンカチョウの男の子ですが、

どんな感じで老いじたくが進んでいったのか、記事を読み返してまとめてみました。

 

同じフィンチなので、いつかネルを看護するときの参考になると思いますし、

このブログに立ち寄ってくださった方の参考にもなれば幸いです。

 

3歳くらいまでは、風通し用に数cmだけ開いたドアもすり抜けるくらいアクロバット飛行もできていたんですが、その後は普通(文鳥くらい)の飛び方になったと記憶しています。

他に気になるところはずっとありませんでした。

 

 

2018年春(モノたん6歳)

・止まり木から滑って落ちることが多くなりました

対応は、滑り止めのコーバンを止まり木に巻いて、止まり木の間の距離と角度を下げたことと、

床にクッションを引いて落下時にケガしないようにしました。

 

 

 

2018年秋(モノたん7歳)

・初めて発作を起こしてしまいました

診察してもらったけど原因不明。さいわい再発はその後ありませんでした。

飼い主の判断ですが、カルシウム不足かな?とその粉末を餌に混ぜるようにしました。

 

 

 

2018年年末(モノたん7歳)

・この頃に年間通じてケージ内が30度にできる環境を整えました

ラックごとビニールシートで覆って、サーモでシート内の温度を調整できるようにしました。

 

 

 

2019年春(モノたん7歳)

・換羽後の頬の色から黒が抜けて、少しノーマルに近づきました

・ケージの底を改造(上げ底)しました

このことで、ケージ内の高低差がなくなって、餌入れも平たいものを置けるようになりました

 

 

 

2019年夏(モノたん8歳)

・急に体重が減り、餌を食べなくなりました

診察結果は消化器官の老化。モノたんへの流動食の食べさせ方はこの時にいろいろ学びました。

体調が戻って、給餌補助しなくて良くなるまで約半年かかりました。

 

 

2019年正月(モノたん8歳)

・給餌補助しなくて良くなりました

・体調を崩してからほぼ飛べなくなりました

療養で体力が落ちてしまったんだと思います。

運動できてれば良かったのかもしれませんが、流動食が必要なレベルの療養だと難しいですね……。

 

 

2020年1月(モノたん8歳)

・健康診断で問題なしでした

とは言え、消化が弱っているのは変わらないので、シード以外のご飯に重点を置くことになりました。

枝豆とコーンを刻んだもの、フォニオパディには本当に助けられました。

 

 

2020年2月(モノたん8歳)

・換羽が一時止まりました

体力が要るせいか、数回に分けて5月まで断続的に換羽しました。

翌年の2021年(旅立つ前)はもう換羽はしませんでした。体力が無かったのでしょう。

 

 

 

2020年10月(モノたん9歳)

・足腰が弱り、初めてひっくり返ってしまいました

足を使った羽づくろいもしにくくなってしまいました。

 

 

 

2020年11月(モノたん9歳)

・止まり木を使えなくなり、ケージから抜きました

床生活が始まりましたが、餌入れを床に直置きできるようケージを底上げしていたので、モノたん自身が戸惑うことはありませんでした。

 

 

 

2021年1月(モノたん9歳)

・再び体重低下が続き、給餌補助を一年ぶりに再開しました

補助で栄養を追加してあげていればモノたん自身は元気でしたよ。

ただ、この頃から消化器官の老化が一気に進んだ気がします。

 

 

 

2021年2月(モノたん9歳)

・フンのみ検査してもらうと、デンプンが出ている(消化が弱っている)との診断が出ました

消化剤をもらって流動食に追加したところ、体重は戻りました。

 

 

 

2021年3月(モノたん9歳)

・生まれてはじめて嘔吐しました

数日はとても具合が悪そうでしたが、だんだん回復しました

飼い主だけ通院してフンを見てもらいましたが、消化がやや悪い以外のことは見つからず。目視ではフンがざらざらしていました。

体調を崩して免疫が落ちているのだろうと言われました。

 

 

 

2021年3月18日(モノたん9歳)

・永眠しました

当日夕方まで普通どおり過ごしていましたので、直接の原因は不明です。

ただ苦しむこともなく眠るように旅立ったので、老衰だと飼い主は考えています。

 

 

こうして振り返ると、6歳くらいから止まり木で滑るようになり、7歳から発作(1回)や消化に問題が出てきたようです。

療養によって運動が出来なくなり、そのせいで翼と足も弱ってしまいました。

 

モノたんは消化器官と脚に老化が出ていたように思います。

9歳になるとそれがどんどん進んでいく感じで……。

秋に完全にバリアフリーにしてから旅立つまで半年でした。

 

でも、弱ったとは言え自力で好きなところへ歩いて行けたし、

最後の日までシードや粟穂も食べられていました。

 

老化がどこに出てきてしまうかはその子次第なので読めませんが、

バリアフリーと、体調不良に対応するための保温、栄養補給方法はどの子にもある程度準備してあげられるのではないかなあと思います。

 

いろんなことを教えてくれてありがとう。モノたん。

 

 

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